死にたい
死にたい
死にたい
陳腐だ
なんて陳腐なんだろうこの言葉は
人はこの言葉は重いという
簡単に言うなという
じゃあ
なんで
こんなに簡単に言えるのか
「 ―――…私、何がいけなかったんだろ。」
「何も、いけなくなかったと思うよ。」
「じゃあ…なんで…なんで…なんで?」
「……」
「辛いよ ―――もうヤダ…もうヤダ、嫌。」
何も考えたくない
胸が苦しい
なんでこんな思いしなきゃいけないんだろう
私がいけないの?
そうだとしても
だから、どうすればいいの
「もうやだ。疲れたよ。」
「…もういいんだよ。何も考えなくて。」
「―――考えずになんかいられないよ。無理だよ。だって私、私は」
「知ってる。―――まだ好きなんでしょう……跡部のこと。」
「やめて…やめてよ、酷いよ。周助。」
ぎりぎりと
私は傍らにいる幼馴染の腕を握り締めた
悲しくて仕方がないと同時に、酷い苛立ちを感じた
周助は何も言わない
何も言わないで、突然訪ねてきた私の相手をしている
私はずっと突っ伏したままでいる
涙がボロボロと流れる
嗚咽が漏れる
頭が痛い
張り裂けそうってこういうことを云うのかな
どうしようもない苛立ち
どうしようもないくらい悲しい
「もういやだ。」
「うん…」
「もうやだ、やだ…――――――」
好きで好きで仕方がない
離れたくない
離れたくない
もう二度とその声を傍で聞けない
その手に触れてもらえない
――――――目が、熱い、頭が痛い
私は跡部と別れたんだ
フラれたのか、お互い納得してだったか
何が原因でどうしてこうなったのか
わかってることは一つ
「もう戻れない」
「…じゃあ、哀しいのは、今だけだよ。」
「周助…」
「大丈夫。」
死にたい
この苦しみから解放されるなら
もうなにもいらない
掠れた声で名前を呼んだ