、デートしよ?」
「え、ユウジ小春は?」
「浮気はダメやろ先輩。てことで先輩俺とデート。」
「邪魔すんなや光!死なすど!」




3年の教室
居残りしていたユウジを光が迎えに来た
私は帰るとこだったのに、捕まったわけで




「二人とも、早く部活行きなよ。」
がOKしてくれるまで行かれへん。」
「そういうことなんスわ。」
「…意味分かんないっスわ。」
「え、先輩それ俺のマネ?何なん可愛いんやけど。」




普段クールなくせに、カッコつけてるくせに
こういう時だけいい笑顔見せますね光君
マネは俺の専売特許やでとかユウジが騒いでるけど




「はー…で、ぶっちゃけ、どうなん。」
「え?」




プリントをばんと机に叩きつけ
いや、それ提出するやつ
ずいと真面目くさった顔を近づけてきたユウジ




「どうって?」
「どっちが好きなん?」
「そっすよ。俺らの気持ちは嫌っちゅうほど知っとるやろ?」
「…そりゃ、事あるごとに言われればね。」





二人からの猛烈あたっく…は
いつからはじまったのだろうか
気づいたら、競い合うようにアピールしてきていた




冗談かと流していたが
以外に長く
しつこく




「聞いとるん?」
「あ、うん。ごめん。」
「どうなん、先輩。」
「どうって…」
「だーかーら、言っとるやろ。」
「「どっちが好きなん?」」




こういう時はハモるんだ
ぼけーと机の前で立ち並ぶ二人を見る
どうって言われてもなぁ




「あー…えっと、どっちも、可愛いね。」
「…」
「…」




なんやねんそれ!っと
やっぱり同時にハモって突っ込まれた
やっぱ仲いいんじゃん?




「あんな、言うに事欠いて可愛いてなんやねん。」
「どっちが好きか聞いてるんやで?先輩。」
「知らん。」
「「え、」」





三度目だぞハモったの
忘れ物だったテキストをカバンにしまう
さて帰るかと、席を立つ




「ちょ、無視かい!」
「逃げるんスかー先輩。」
「……いなぁ」
「え?」
「何て?」




「二人とも好きだから二人とも欲しいなぁって言った。」




くると教室のドアまで行き立ち止まり
振り返り
無表情で、そう言った





「マジ?」
「マジで言うてるん?」
「AHAHA」
「あははやないて。」
先輩、」
「また明日ねー。マジで遅刻するよ二人共。」




はっとしたように時計を見た二人
その隙に教室を出た
呼ばれてる気がするが無視




だって多分本心ですし
選べないですし
どうしようもないですし




もう少しこの状態でいさせて下さい
幸せなんです
バチがあたるのは覚悟済みなんです







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